2015-11

平成27年古流大会

11月15日、立田自然公園(泰勝寺跡)において、平成27年の古流大会を執り行いました。

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熊本の茶道文化の礎を築かれた細川三斎公の命日の11月18日に三斎公の遺徳を偲んで公園内の茶室「仰松軒」で献茶式を行っていたものを、一般の方も参加できるようにと11月18日の直前の日曜日に、肥後古流的的社(武田家)、松風会(旧古田家)、白水会(小堀家)による茶会としたものです。勿論、仰松軒の一席目は献茶式、今回は小堀家が当番でしたので、私が亭主を勤め、細川家より19代護光様、武田家より若宗匠ご夫妻がご相伴されました。P1070214

床に三斎公御筆の「台子の寸」の掛物を掛け、その前に天目の作法で点てた濃茶を献じ、その後、相伴の皆様に残茶を差し上げるという流れで進みます。肥後古流の宗家にとって、三斎公への献茶と出水神社例大祭の献茶式は、最も重要なお勤め。黒紋付の羽織袴を着用し、毎回身の引き締まる思いで奉仕させていただきます。前日の掃除、準備の段階では、昼前から結構な雨が降りどうなる事かと思いましたが、当日は天気にも恵まれてつつがなく勤め上げることができ、ほっとしました。

大正11年に三斎公好みの茶室の起し絵図(設計図)をもとに建築された「仰松軒」は、熊本の茶人にとって特別な場所です。

P1070207前回のブログにも書いていますが、現在、肥後銀行本店1階「肥後の里山ギャラリー」で、この茶室の炉開きに用いられた茶道具を中心とした「細川家の茶道具」展が開催されています。そのまま国立博物館を巡回してもいいような名品が揃っておりますので、是非ご覧になってください。詳しくは「肥後の里山ギャラリー」ホームページhttp://www.mizutomidori.jp/gallery/index.htmlをご覧ください。

2015-11-16 | Posted in 宗家BLOGNo Comments » 

 

細川家の茶道具

私が副館長を務めている、肥後銀行本店1階「肥後の里山ギャラリー」で、現在第1回永青文庫展『細川家の茶道具~仰松軒炉開きの茶事~』を開催しています。永青文庫所蔵の茶道具の中から、仰松軒炉開きの献茶式で使われた道具に注目し、展示しているものです。P1070160

仰松軒は言うまでもなく熊本茶道の聖地と言っていい茶室です。京都嵐山の天龍寺塔頭真乗院にあった細川三斎公好みの茶室を泰勝寺跡(当時は細川家立田別邸)に再建されたもので、刑部家の細川興増様と肥後古流三家の宗匠が協力して建築されました。大正11年12月8日に炉開きの献茶式が開催されましたが、三斎公筆の「ゆがみ添状」を掛け、亀甲螺鈿天目台にのせた珠光天目で献茶、花入は利休作「顔回」、茶入は「塞」、そして茶杓はなんとあの利休作「ゆがみ」と、恐れ多くて手に取ることもできないような名品ぞろいです。鎖の間でも四方釜「苫屋」、水指「南蛮芋頭」が使われており、筆舌に尽くしがたい贅沢な茶事です。仰松軒の新築を細川家が非常に喜ばれたことを物語る道具付ですね。

他にも、黒楽茶碗「おとごぜ」、唐物茶入「利休尻ふくら」、同「浅野尻ふくら」、肩衝茶入「出雲肩衝」、粉引茶碗「大高麗」なども展示しており、これだけの名品を一度に鑑賞できる機会は、そんなにはないと思います。P1070192

また、永青文庫のお宝に比肩して展示するのはおこがましいのですが、小堀家所蔵の三斎公作竹花入「かたつむり」、重賢公作竹茶杓「いはを」、月翁公作竹茶杓「狩り場」およびその添状なども展示しています。P1070183P1070188P1070191

会期は11月28日(土)まで。開館時間は9時30分から16時30分までで、日曜・祝日は休館、入場無料です。11月7日(土)、21日(土)には13時30分よりギャラリートーク(展示作品の解説)を行います。この機会に、できるだけ多くの方に永青文庫の至宝をご鑑賞いただければと思います。P1070177

 

肥後の里山ギャラリー  

熊本市中央区練兵町1番地 肥後銀行本店1階  

TEL:096-326-7800

2015-11-05 | Posted in 宗家BLOGNo Comments »