2016-10

出水神社秋季例大祭献茶式

DSC_0479毎年10月19日は出水神社の秋季例大祭献茶式の日です。春季例大祭の献茶式は4月23日と決まっていますが、今年は熊本地震直後ということで中止されました。幸い社殿をはじめとした建物の被害は比較的軽かったため、今回は滞りなく執り行うことができました。DSC_0481

出水神社は、西南戦争で焼け野原となった熊本の復興を祈願して、細川家初代藤孝(幽斎)公、2代忠興(三斎)公、3代忠利公、8代重賢公を主座に、細川家縁の水前寺成趣園内に明治11年に創建されました。成趣園内には幽斎公が桂宮智仁親王に古今和歌集の奥義を伝授した「古今伝授之間」や「能楽堂」があり、熊本の文化の中心地のひとつです。今回は熊本地震後初の献茶式となりましたので、ご祭神への崇敬の念に熊本の復興への想いも加えて勤めさせていただきました。式には肥後古流の門人約50名が参列、細川家19代の護光さんもお忙しい中お参りに来られ、意義ある献茶式になったと思います。

倒壊した鳥居や灯篭の修復にはしばらく時間がかかりそうですが、社殿の屋根の銅板の葺き替えは順調に進んでいるようで、足場やブルーシートはほとんど取り外されています。DSC_0477地震直後には干上って枯山水状態になった公園の池が、十分な水位に回復しており、ほっとすることができました。DSC_0469_01湧き出る水前寺の清水のごとく、熊本も立ち直っていくに違いないとの思いを強くした秋の一日でした。

2016-10-19 | Posted in 宗家BLOGNo Comments » 

 

熊本県芸術文化祭合同茶会

毎年体育の日恒例の「熊本県芸術文化祭合同茶会」が泰勝寺跡で執り行われました。DSC_0633

今年は茶室仰松軒が地震の影響で使用不能。例年野点席を設える立田自然公園内も危険な場所があるため、席数を減らしての開催となり、白水会は茶席は設けず受付のみの担当となりました。

会場が細川邸の書院と庭に限られたため、特に午前中はかなりの混雑となりましたが、爽やかな秋晴れに恵まれ非常に気持ち良い茶会日和でした。DSC_0634 DSC_0636

ちょっと心配なのが、茶室仰松軒。塵穴のところの土壁は、地震直後は若干ゆがみが出ていた程度であったものが(下の写真の状態でした)、今日見てみると大きく崩れ落ちているなど、傷みがひどくなっていました。DSC_0089熊本城を筆頭に多くの文化財が毀損している中ですが、仰松軒は何と言っても熊本の茶道文化の中心地です。できるだけ早期に修復していただくよう行政にも働き掛けていく所存です。

2016-10-10 | Posted in 宗家BLOGNo Comments » 

 

肥後細川庭園

東京都文京区にある『新江戸川公園』が名称変更されることになりました。

新しい名称は『肥後細川庭園』(^^♪DSC_0220

「なんで???」と思われるかもしれませんが、現在は文京区が管理する『新江戸川公園』、実は江戸時代は細川家下屋敷のお庭だったのです。

昨年、文京区と熊本県、熊本市は細川家ゆかりの永青文庫つながりなどから、文化、歴史に関して連携を深める覚書を締結しています。今年1月には、公園内の和風集会所『松聲閣』(もと細川家の学問所だった建物です)のリニューアルオープンのセレモニーに蒲島熊本県知事、大西熊本市長も列席されました。祝賀イベントとして、我々肥後古流白水会が細川家の茶の湯である肥後古流のお点前を披露する機会を与えていただいています。DSC_0181

文京区の成澤区長は松聲閣の部屋の名前も肥後六花にちなむものにするなど、熊本と文京区の縁を深めていきたいと考えておられます。今回の名称変更を機に、交流がさらに活発化することでしょう。また、区長は今回の熊本地震に際しては、区の職員を支援のため速やかに熊本に派遣されましたし、多額の義援金を熊本県、熊本市にお持ちいただくなど、精力的にご支援いただいています。ありがたいことです。

『肥後細川庭園』の庭を散策し、階段を昇っていくと木立の中に『永青文庫美術館』があり、肥後国主細川家の屋敷跡と細川家に伝世する文物を一度に楽しめます。また、隣接する椿山荘の庭、徒歩10分弱の早稲田大学大隈講堂など、一見の価値あるお薦めスポットがたくさんです。是非一度、訪れてみてください。DSC_0008

2016-10-06 | Posted in 宗家BLOGNo Comments »