宗家BLOG

平成29年八代松浜軒菖蒲の茶会

毎年6月の第1日曜日は、八代の松浜軒で菖蒲の茶会が執り行われます。

6月4日の日曜日、思わず「五月晴れ」と言ってしまいそうな晴天の中、見ごろを迎えた松浜軒の肥後花菖蒲を愛でながら、美味しいお茶を頂いてきました。DSC_0013

このお茶会、松井文庫所蔵の逸品が飾られる床の設えの素晴らしさは群を抜いています。今年の本席の掛物は修学院離宮を造営し、詩歌に優れていたことでも知られている後水尾天皇御筆の和歌、花入れは利休作!普通でしたら美術館のガラスケース越しにしか拝見できないような名品です。DSC_0031かつては、茶碗や茶入なども松井文所所蔵の文化財級の名品を使っていたとのことですが、現在は床飾り以外のものについては、使用は遠慮されているようです。それは確かにそうでしょうと思います。仮に私が三斎公への献茶式に永青文庫の珠光天目を使ってよいぞと言われたとしても、「謹んでご遠慮申し上げます<(_ _)>」。そんな恐ろしいことはできません。

とは言え、お道具の飾りつけも見事でした。DSC_0035

我が白水会は、「副席」と通称される「林鹿庵」での濃茶席を3席勤めました。DSC_0024この茶室は、点前を見ながら窓越しに池の花菖蒲も鑑賞できる、客にとっては非常にありがたい席です。DSC_0080一方、茶室の構造上、道具の配置や所作の大半が左右逆転する「逆勝手」になっていますので、亭主は大変です。通常、自分の右側に座っているお客さんが左側にいるだけでも相当な違和感があります。DSC_0052ここ1ヶ月ほど、亭主に予定されていた人はもとより、多くの門人方は「逆勝手」の手前の稽古に取り組んできました。その甲斐あって無事に茶席を勤めあげることができました。お点前の方、水屋の方、お疲れ様でした。

2017-06-05 | Posted in 宗家BLOGNo Comments » 
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