会員BLOG

サンパウロの合同茶会   大塚 雄子

11月23日、ブラジル熊本県人会館で煎茶・清風会と肥後古流の合同茶会を催しました。

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今回のお茶会を開くきっかけは、去年の11月9日のブラジル熊本県人会館創立55周年記念式典に熊本から訪問された方々に抹茶を差し上げたのが始まりです。2005年に研修生としてブラジルから来ていた清原綾子さんが小堀啓子先生に肥後古流の手ほどきを受けていたのでその時お手前をしました。2014-11-22 047 (640x480) (640x480)

今年に入り、「県人会のおばちゃんたちにもお茶を飲んでもらいたい。大塚さんも協力をお願いしますね。」と言った綾ちゃんの一言がこんなに大きな会になるなんて思いもしませんでした。

今月に入ってconvite(招待状)を綾ちゃんがデザインし、両親が熊本出身のHelena Takaharaさんが作ってくれました。エレーナさんは、1993年に6か月間デザインの勉強のため熊本で友枝雄策氏の事務所で研修し、現在サンパウロにデザイン事務所を開いています。

12日に地元の新聞社2社に県人会会長、清風会の皆様と挨拶に行き、写真付きで大きく載せて頂きました。

2014-11-13 003 (640x480) (640x480)招待状も300部作り、配りましたが、その日はいろんな行事が重なり出席できなかった人がいたことは残念でした。しかし、80人以上のお客様が熱心にお手前を熱心に見て頂き喜んでいただいたことは、この上ない喜びです。2014-11-22 062 (640x416)

小堀先生が2001年にサンパウロの熊本県人会館が現在の場所に移転した時の祝賀使節団の一員として訪問された際に寄贈されたお茶道具一式と啓子先生から頂いた抹茶と干菓子以外はすべて清風会の皆様が用意して下さりありがたい思いをしました。

清風会の皆様は、利休の茶の精神と手前を400年近くにわたって守り、継承されている「肥後古流」に大変興味を持っていただき、手前をじっくり全員で見た後に一斉に立て出しを出す方法でしたいと希望されました。時間の事も気になりましたがそれに従いました。

来年の7月には帰国することが決まっている私は、「一期一会」の気持ちを持って落ち着いてお茶をたてることだけに集中しお手前をさせて頂きました。

「お茶」の稽古は好きで若いころからずっと続けてきましたが、この会を催すことで「肥後古流」の事について何にも知らない自分を反省し、帰国したらもっと勉強しようと思っています。そして型を崩さず継承されてきた「肥後古流」の普及のために精進したいと思います。2014-11-23 004 (640x480)

2014-12-01 | Posted in 会員BLOG1 Comment » 

 

出水神社献茶式  長野 哲也

DSC_007410月19日。 群青の空の元、出水神社において、茶道肥後古流の献茶式が執り行われました。 出水神社は細川家歴代のお殿様を祀る場所ゆえ、古流を学ぶ我らにとって、出水神社の献茶式は特別に厳粛でありつつも心沸きたつ想いで式に臨みます。

祭主の祝詞からはじまり、まだ古流を学んで日の浅い自分では滅多に見ることのできない天目のお点前、他社中のお点前、日々精進している先輩方の点前、社中に由来する御道具群の拝見、普段は立ち入ることのできないお茶室で一服頂戴する… この1日の「茶道の黄金の体験」は、肥後古流門人にのみ許される「至福の時」であります。

僕自身は、このお献茶式では茶室「酔月亭」に入ることができるのをとても楽しみにしております。茶人だけが味わえるであろうこの空間を言葉にするのは少し難しくございますが、このような「至極の奥行き」を経験することは、必ずや日常生活に良い刺激を与えてくれます。

〜酔月亭にて西王母をながめて 自分のあるべき茶の湯とはなんぞと 己に問う~

式を終えて、これからも茶道をはじめ様々な故実の追究をして行こうという決意を新たに、まだ暑さの残る10月の参道を後にしたのでした。

2014-10-22 | Posted in 会員BLOGNo Comments » 

 

サンパウロより

2013-11-09 021 (640x480) (1)大塚雄子

私はサンパウロ市イタケーラにある知的障がい施設「こどものその」で、管理栄養士として73名の園生がおいしく食べて健康で過ごすためのお手伝いをしています。

多くの人の協力でメニューの改善と運動をとりいれたことで血糖値やコレステロール値の改善が見えてきています。

ブラジルは果物の種類が豊富で安く、果物大好きな私は毎日3種類の果物を食べています。最初来たときはマンゴーに夢中でしたが、最近はまっているのが、carambolaカランボラ(スターフルーツ)で、ジューシーでさわやかな甘みと香りが何とも言えません。果物をたくさん食べるせいか少し高めの血圧が下がり正常値になってきました。

毎年7月に行われる「日本祭り」で裏千家のお茶席を見て、ブラジルでもお茶を稽古している人がいることを知りました。着物を着てお茶を出していただき全体の雰囲気も日本にいる時と変わらないものでした。非日系人にもお茶、生け花、書道、絵手紙、アニメなど日本文化に関心がある人も多いようです。また焼きそば、うどん、寿司、てんぷらなどの出店には行列ができ、食文化も随分浸透しているように思います。

去年のブラジル熊本県人会55周年の前夜祭で、2005年に熊本に研修に来られ、小堀家で古流の稽古もされていた清原綾さんとホテルの会場にお茶席を設け、熊本県の小野副知事や訪問団の方たちにお茶を差し上げました。今年は県人会館で婦人部の方たちに「肥後古流」のお茶を知っていただき楽しんでもらおうと計画しています。

綾さんとは熊本に研修に来られていた時、一度だけお会いしました。その時は、まさか自分が7年後にブラジルに行くなんて夢にも思っていませんでした。綾さんのお父様は「こどものその」の会計士を30年されていて理事のおひとりです。不思議な御縁を感じます。清原さんご家族には、何か行事があると菊池顕正先生(ブラジル別院南米東本願寺開教監督で啓子先生の従兄様)と一緒にご案内していただきます。また、東洋人街のリベルダージに出かける時は、清原さんの会計事務所に寄ってお母さんとおしゃべりして帰るのも心の拠り所になっています。地球の反対側で多くの方たちに支えて頂き、熊本の事を思いながら毎日楽しく過ごしています。

2014-08-15 | Posted in 会員BLOGNo Comments »