宗家BLOG

平成30年初釜

1月13日、14日の2日間にわたり、肥後古流白水会小堀家の初釜を執り行いました。DSC_0227

昨年は、地震の被害のため小堀家の座敷が使用できなかったため、泰勝寺の細川家書院をお借りしての初釜でしたが、今年は無事に自宅で行うことができました。DSC_0239 DSC_0240

特に昨13日は冷え込みが厳しく、軒先の蹲の水が厚さ7~8ミリほど凍っていました。寒のうちに行う初釜では、「寒中点て」という厳寒期の特別な作法で茶を点てますが、今年は正に「寒中点て」にふさわしい気候となりました。 DSC_0242DSC_0230

18日には泰勝寺仰松軒での献茶式を務め、茶道宗家の暦が動き始めます。

2018-01-14 | Posted in 宗家BLOGNo Comments » 

 

熊本県芸術文化祭前夜祭

9月5日、ホテル日航熊本において第59回熊本県芸術文化祭前夜祭が行われ、900名を超える参加者が文化祭の成功を祈念しました。DSC_0218

茶道関係では、10月9日に泰勝寺で合同茶会が催されます。熊本地震で損傷した仰松軒の状態が気にかかるところですが、先日訪れた時は外観の修復工事は順調のように思えました。ただ、竹垣が朽ちているところが散見される、待合の障子は手つかずの状態など、更に手を加える必要はありそうです。

前夜祭では熊本県芸術功労者の顕彰式も併せて行われ、肥後古流白水会の小堀啓子相談役が表彰されました。IMG_2791

芸術功労者は、滿80歳以上で現役として芸術文化活動に携り、かつ後進の指導に尽力してる方を顕彰する制度です。

かつては、80歳現役と言うのがかなり高いハードルだったようですが、最近は長寿社会となったため、文化懇話会会員の中でも対象となる方が200名を超えており、なかなかに狭き門。今回は14名が表彰されました。

啓子相談役は今年1月に滿80歳になったばかりですが、小堀家に嫁いで以来約60年にわたり茶道肥後古流の伝統継承に努めてきたことを評価され、今回の受賞となりました。DSC_0221

表彰式では、たくさんの方を前に壇上に上がり、かなり緊張の様子。DSC_0228

それでも、孫の矢田七海から花束を受け取ると笑みがこぼれていました。DSC_0229

自宅には、茶道関係者を中心にたくさんお花が届けられました。ありがたいことです。IMG_2788

2017-09-10 | Posted in 宗家BLOGNo Comments » 

 

復旧・復興

熊本地震から15か月、被災した文化財の復旧・復興の状況です。

まずは熊本城。手前に見える江戸時代からの遺構「宇土櫓」がとりあえず無事だったことは喜ばしい限りです。とは言え、続櫓や頬当御門あたりの石垣修復には時間がかかりそう。DSCN0944

一の天守(大天守)、二の天守(小天守)の復旧工事が始まり、思いの外損傷が大きかった一の天守の最上階部分は一旦解体されています。DSCN0942高さが二の天守と同じくらいになってしまい、痛々しい姿にも見えますが、震災前の雄姿を取り戻すためのプロセスととらえましょう。高く跳び上がるためには、一度身を縮めて力を蓄えることが必要ですから。

阿蘇神社は倒壊した拝殿の撤去が終わり、楼門の解体が進んでいます。DSC_0328楼門や神殿は国指定の重要文化財ですので、修復は簡単ではありません。DSC_0333特に倒壊した楼門については慎重に解体し、使える部材を須く使用して元通りに復元するという大変な工程を踏まえる必要があるため、数年はかかる見込みと言うことです。

山都町の通潤橋も修復に向けた工事が始まっています。DSC_0014地震で傷んだ石管を修復するため、橋の土が取り除かれ通水石管が露出しています。DSC_0005滅多に見ることができない景色ですので、機会があれば是非訪れてみてください。

通潤橋の下を流れる川が流れ落ちる五老ヶ滝は、熊本を代表する名瀑の一つ。DSC_0021地震の影響で遊歩道が立入禁止となっていましたが、現在は滝の前にかかっている吊り橋までは行けるようになりました。落差50mの勇壮な滝は一見の価値ありです。

 

2017-07-17 | Posted in 宗家BLOGNo Comments »